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☆駒形寄席 三遊亭楽生さん☆

去る2月21日 恒例になった駒形寄席が開かれました。

今年は駒形自治会の後援もあり、地元の方にもお声を掛けて頂けて大勢の方の参加で賑やかに開催することができました。

会場となった駒形会議所。

楽生さん到着と共に入念な準備が進みました。音響担当の保育園職員とも、何度も打ち合わせをしていました。

その日の客層で、落語の題材を決めるそうです。この日は、比較的落ち着いた方が多かったので、人情話に決めたとのこと。

どんなお話か 楽しみです!

最初は子どもたちでも楽しめるお話。

楽しいクイズに正解すると、楽生さんの千社札が頂けます。

「落語と言えば・・」の質問に、「楽しい」「笑顔になる」「古典落語」「着物」「帯」「扇子」などなど・・楽しい答えが返ってきました。

着物を替かえて     「甲府い~」     古くから口演されている江戸の人情話です。

早くに両親を亡くした善吉が 身延山に断ち物をして願を掛け上京してきた。腹を減らして市中をさまよったが、豆腐屋の店先でオカラを盗みぐい。気の毒に思った主人は「いこれもお祖師さまの引き合わせだ」と、善吉を家に奉公させることにした。こうして足掛け三年、影日向なく懸命に「豆腐ィ、胡麻入り、がんもどき」と、売って歩いた。愛想がよく、売り声もなかなか美声だから客もつき、主人夫婦も喜んでいた。

そ娘のお孝も年ごろになったので娘の婿にと善吉を選んだ。自分風情がと遠慮しながらも、結局承知し、めでたく豆腐屋の養子におさまった。それから夫婦で家業に励んだから、店は繁盛。

ある日、善吉が隠居所へ来て、
「もう江戸へ出て十年になるが、まだ甲府の在所へは一度も帰っていないので、
両親の十三回忌と身延さまへのお礼を兼ね、里帰りさせてほしい」と、申し出る。

お孝もついて行くというので、喜んで旅支度してやり、翌朝出発。

「ちょいと、ごらんな。縁日にも行かない豆腐屋の若夫婦が、今日はそろって、もし若だんな、どちらへお出かけで?」
と聞かれて善吉が振り向き
「甲府(豆腐)ィ」
お孝が
「お参り(胡麻入り)、願ほどき(がんもどき)」

と言うお話でした。

☆ 楽生さんをお送りする車の中で、落語についていくつか質問をさせて頂きました。

話の中に「まくら」と言う言葉が多く出てきました。落語に入る前の、前置き話のように思っていましたが、落語以外の一つひとつを「まくら話」と言うそうです。普通に話していて、急に「はっさんが、くまさんが・・」と変わったところで、「まくら話」は終わりのようです。

出囃子には決まりはなく、好きな曲を選び使っているそうで、 中にはポップスをアレンジして使っている落語家さんもいるそうです。

色々勉強になりました。ありがとうございました!!

また来年を楽しみにしています!!

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